Yoshitaka Yamamoto
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ComfyUIとは何者なのか?画像生成AIを触り始めた私が理解した本質

2026年6月7日

ComfyUIとは何者なのか?画像生成AIを触り始めた私が理解した本質

0. はじめに

最近、画像生成AIに興味を持ち、AWSのGPUサーバー上にComfyUIを構築した。

最初は「ローカルで画像生成をするためのソフトウェア」くらいの認識だったが、実際に触ってみると想像していたものとは少し違った。

この記事では、画像生成AI初心者の私がComfyUIについて学び、「ComfyUIとは何者なのか」を自分なりに整理した内容をまとめる。


1. ComfyUIとは何か

ComfyUIを一言で表現するなら、

AIワークフロー実行基盤

である。 一般的な画像生成サービスは、

1プロンプト入力
2
3画像生成

というシンプルな流れになっている。

一方、ComfyUIでは、

1プロンプト入力
2
3画像生成
4
5顔修正
6
7高画質化
8
9背景除去
10
11保存

といった複数の処理を自由に組み合わせることができる。

最初は画像生成ツールだと思っていたが、実際は「画像生成処理を組み立てるための環境」と考えた方が本質に近い。


2. なぜComfyUIが生まれたのか

従来の画像生成は、

「プロンプトを入力して画像を生成する」

ことが中心だった。

しかし画像生成AIの活用が進むにつれて、

  • 顔だけ修正したい
  • 背景だけ変更したい
  • 高画質化したい
  • キャラクターを固定したい
  • 動画生成と連携したい

といったニーズが増えていった。

その結果、

生成→加工→修正→保存

という一連の流れを自由に構築できる仕組みが求められるようになった。

ComfyUIはそのためのツールとして広く使われるようになった。


3. iPhoneショートカットとの共通点

私が最も理解しやすかった例が、iPhoneのショートカットアプリだった。

ショートカットアプリでは、

1写真取得
2 
3
4 
5リサイズ
6 
7
8 
9保存

といった処理を組み合わせて自動化できる。

ショートカットアプリのイメージ

ComfyUIも同じで、

1画像生成
2 
3
4 
5顔修正
6 
7
8 
9背景除去
10 
11
12 
13保存

といった処理を組み合わせる。

対象がAIになっただけで、考え方はかなり近い。

そのため、ComfyUIは画像生成ソフトというよりも、

「AI版ショートカットアプリ」

と考えると理解しやすかった。 ComfyUIのイメージ


4. ComfyUIを構成する主要パーツ

ComfyUIを触り始めた段階で、まず理解しておきたい要素は以下の5つ。

Checkpoint

画像生成AIそのもの。

人間でいう脳に相当する。

例えばFLUXやSDXLなどがCheckpointにあたる。


LoRA

追加学習データ。

特定のキャラクターや画風、人物の特徴などを後付けで追加できる。


VAE

AI内部のデータと実際の画像を相互変換する役割を持つ。

画像生成AIでは頻繁に登場する重要なコンポーネント。


CLIP

プロンプトを理解する担当。

入力された文章をAIが理解できる形式に変換している。


KSampler

実際に画像を生成するエンジン。

画像生成の中心的な役割を担う。


5. Workflowという考え方

ComfyUI最大の特徴はWorkflowにある。

Workflowとは処理フローのこと。

例えば、

1Prompt
2 
3
4 
5Generate
6 
7
8 
9Upscale
10 
11
12 
13Save

という流れそのものを保存できる。

これは単にプロンプトを保存するのとは違う。

生成工程そのものを保存できるため、

「どのように生成するか」

というノウハウを資産として蓄積できる。

画像生成コミュニティでWorkflowの共有が盛んな理由もここにある。


6. APIとして使える

個人的に面白いと思ったのがこの部分だった。

ComfyUIはGUIアプリとして使うだけではなく、APIサーバーとしても動作する。

つまり、

1Webアプリ
2 
3
4 
5ComfyUI API
6 
7
8 
9GPUサーバー
10 
11
12 
13画像生成

という構成を作ることができる。

ユーザーがWebサイト上で入力した内容をもとに、自動的に画像を生成するサービスも構築可能になる。

そのため、ComfyUIは単なる画像生成ツールではなく、サービス開発の基盤としても利用できる。


7. ComfyUIは画像生成ツールではない

最初は、

「画像生成をするためのソフトウェア」

だと思っていた。

しかし学んでいく中で認識が変わった。

ComfyUIの本質は、

画像生成ツール

ではなく、

AI処理パイプラインを設計し、実行するための基盤

である。

画像生成だけでなく、

  • 高画質化
  • 背景除去
  • 動画生成
  • 音声生成
  • LLM連携

など様々なAI処理を組み合わせることができる。

その意味では、

「AI版ショートカットアプリ」

という表現が最も近いように感じている。


まとめ

ComfyUIを触る前は、

「ローカルで画像生成をするためのツール」

だと思っていた。

しかし実際には、

AI処理パイプラインを設計し、自動実行するための基盤

だった。

画像生成AIを学び始める人は、まず「画像生成ソフト」と考えるのではなく、

「AI版ショートカットアプリ」

という視点を持つと理解しやすいと思う。